用語集

大脳基底核は、大脳皮質と視床・脳幹を結びつける神経核の集まりであり、線条体・淡蒼球・黒質・視床下核から成り立ちます。その役割は、運動調節、認知機能、感情、動機づけ、学習など、さまざまな機能を調整することです。 こちらも参考に：精神疾患で...

離脱症状は、薬が急に身体からなくなることで引き起こる症状です。薬を減らしてから1～3日ほどで現れることが一般的です。めまい、頭痛、吐き気、だるさ、しびれ、耳鳴り、イライラ、不安、不眠、ソワソワ感、シャンビリ感などの症状が観察されます。これ...

モノアミン酸化酵素阻害薬は、主にモノアミン酸化酵素の活動を阻害することにより、脳内の主要なモノアミン神経伝達物質であるドーパミン、セロトニン、アドレナリンなどが分解されないようにする薬剤の総称です。これはMAO阻害薬とも呼ばれ、主に抗うつ...

薬物投与後における最高血中濃度（Cmax）は、薬物が血中中で最も濃度が高くなる時点の濃度を示し、最高血中濃度到達時間（Tmax）はその最大濃度に達するまでの時間を表します。また、血中濃度半減期（T1/2）は、薬物の...

放射性物質は、時間の経過とともに放射線を放出し、その後安定した物質に変化します。この過程により、放射能が徐々に減少します。放射能が半分になる時間を半減期と呼びます。 こちらも参考に：発達障害は遺伝する？原因は？兄...

アカシジアは、静座不能症とも呼ばれ、座って静かにいることができず、不安定な動きが特徴です。この症状は主に抗精神病薬によるものですが、抗うつ薬や一部の胃腸薬などでも引き起こされることがあります。 こちらも参考に：過...

SNRIは「Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor（セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬）」の略称であり、その作用機序は、脳内のセロトニンとノルアドレナリンの濃度を上昇させることで、神...

NaSSA（Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant）は、抗うつ薬の一種です。NaSSAは、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンとセロトニンに特に影響を与える薬物のクラ...