弁証法的行動療法

 

弁証法的行動療法のよくある質問

Q
弁証法的行動療法はBPDに有効ですか?
A

弁証法的行動療法(DBT)は、境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者に効果的な精神療法です。BPDの患者は、自殺念慮や自傷行為、衝動的な行動など、さまざまな問題行動を繰り返す傾向があります。DBTでは、マインドフルネスやスキルトレーニングなどの方法を用いて、これらの問題行動を減らすことを目的としています。

DBTは、BPDの患者だけでなく、PTSDなどの他の疾患にも応用されています。例えば、PTSDの患者は、トラウマ体験を思い出して強い不安や抑うつ症状を感じることがあります。DBTでは、マインドフルネスを用いて、これらの症状をコントロールすることを学ぶことができます。

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Q
DBTとは精神科で何ですか?
A

弁証法的行動療法(DBT)は、境界性パーソナリティ障害(BPD)の治療法として最もエビデンス(科学的根拠)が豊富です。DBTは、1980年代にアメリカのマーシャ・ラインハン博士によって開発されました。ラインハン博士は、DBTの詳細なマニュアルを作成しました。また、DBTの有効性を示す研究を数多く実施しました。

DBTの開発当初は、その詳細なマニュアルと確固たるエビデンスは、驚きと疑いを持って迎えられました。しかし、その後の研究で、DBTの有効性が再確認されました。現在では、DBTはBPDの標準的な治療法の1つとして広く認められています。

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