ウェクスラー式知能検査における言語性IQ（VIQ）と動作性IQ（PIQ）の差については、両者の違いを示す重要な要素の一つです。知能が高いほど、この差も大きくなる傾向があるため、必ずしも異常とはみなされません。ただし、両者の大きな差（10数）や下位検査項目間の大きな高低差は、特定の問題を示唆することがあります。
言語性IQが動作性IQを上回る場合、その理由として以下のような要因が挙げられます。
- 教育水準の高い人
- うつ病
- 多発性硬化症（運動障害）
- 中程度のアルコール依存症
- アルツハイマー病
一方、動作性IQが言語性IQを上回る場合には、学習障害児などが含まれます。このような違いは、個々の患者や被験者の評価やケアにおいて重要な情報となります。
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ディスクレンパシーのよくある質問
- Q平均のIQはいくつですか？
- A
IQは、偏差値と同じような種類の数値です。IQ 130以上は「特に高い」、120以上129以下は「高い」、110以上119以下は「平均の上」、90以上109以下は「平均」、80以上89以下は「平均の下」、70以上79以下は「境界域」、そして69以下は「知的障害」として分類されます。この分類は、後述する「群指数」にも適用されます。
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- Q知的障害のIQはいくつですか？
- A
知的障害の障害認定基準は、都道府県によってわずかな違いがありますが、一般的には「IQ（知能指数）70未満」での診断となります。一部の地域では「IQ75未満」を基準としているところもあります。また、日常生活における支援の必要性が認められると、その個人に対して「知的障害」との判断が下されることがあります。
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