憂うつな気持ちや気分の落ち込みなどの症状を、一般的に『抑うつ気分』と呼びます。この抑うつ気分が持続する状態を『うつ状態』または『抑うつ状態』と表現します。『うつ状態』や『抑うつ状態』は基本的に同じ意味を持ちますが、厳密な定義は存在せず、一時的な気分の落ち込みを指すことが一般的です。
うつ状態のよくある質問
-
Qうつ病と鬱状態の違いは何ですか?
-
A
精神科においては、「うつ状態(抑うつ状態)」と「うつ病」という2つの概念を明確に区別しています。長期間にわたって持続し、生活に大きな支障をきたし苦痛が深刻な場合は、「うつ病」として診断されることがあります。ただし、本人が憂うつさを自覚し「うつ病」であると認識していても、診断書には「うつ状態」「抑うつ状態」と記載されることもあります。
こちらも参考に:リワークプログラム・リワーク支援(心療内科・精神科)とは | メンタルヘルス不調により休職している方の職場復帰
こちらも参考に:精神障害者手帳3級取得のメリット | 割引や控除割引や支援を紹介
-
Q鬱の時にやってはいけないことは何ですか?
-
A
そのような状況では、うつ病の時には物事の見方や考え方が否定的になりがちで、判断力も鈍ってしまいます。そのため、「仕事を辞める」「離婚する」など、その後の人生に大きな影響を与えるような重大な決断をすることは避けた方がよいでしょう。