ひとり親家庭等医療費受給資格証の概要
ひとり親家庭等医療費受給資格証とは、ひとり親家庭や父子家庭、母子家庭など、児童を養育する保護者が、医療費の自己負担を軽減するために取得する資格証です。
制度の目的
- ひとり親家庭等の経済的な負担を軽減し、安心して医療を受けられるようにすること
受給資格
- 以下のいずれかに該当する方
- ひとり親家庭
- 父子家庭
- 母子家庭
- その他、児童を養育する保護者で、厚生労働省が定める条件を満たす方
- 所得制限を満たす方
対象となる医療費
- 健康保険が適用される医療にかかる費用
- 入院時の診療費
- 外来診療の費用
- 薬代
- 医療機器のレンタル料
対象外の医療費
- 差額ベッド代
- 先進医療
自己負担額
- 3割
- 一部所得制限のある方は、10割
受給方法
- 市区町村の窓口で申請
- 必要な書類
- ひとり親家庭等医療費受給資格証申請書
- 戸籍謄本
- 所得証明書
- 健康保険証
- 児童の健康保険証
- 申請時期
- 児童が生まれたとき
- ひとり親になったとき
- 所得が変わっ
- その他、資格条件に変更が生じたとき
有効期間
- 1年間
更新
- 毎年10月に更新手続きが必要
- 更新手続きをしないと、資格証が無効となり、医療費の自己負担額が高くなります。
その他
- ひとり親家庭等医療費受給資格証は、全国の医療機関で利用できる
- 詳しくは、お住まいの市区町村の窓口または厚生労働省のホームページで確認できる
ひとり親家庭等医療費受給資格証に関するその他の用語
- ひとり親家庭: 父親のみが児童を養育している家庭
- 父子家庭: 母親のみが児童を養育している家庭
- 母子家庭: 児童の両親が離婚、死別、その他の理由で婚姻関係にない家庭
- 所得制限: ひとり親家庭等医療費受給資格証の受給には、一定の所得制限がある
- 窓口: ひとり親家庭等医療費受給資格証の申請・更新手続きを行う場所
- 申請書: ひとり親家庭等医療費受給資格証の受給を申請するために必要な書類
- 戸籍謄本: 戸籍に記載されている事項を証明する書類
- 所得証明書: 前年の所得を証明する書類
- 健康保険証: 本人及び児童の健康保険証が必要
- 有効期間: ひとり親家庭等医療費受給資格証が有効な期間
- 更新: 有効期限が切れたひとり親家庭等医療費受給資格証を更新する手続き
- 厚生労働省: ひとり親家庭等医療費受給資格証制度を所管する省庁
ひとり親家庭等医療費受給資格証は、ひとり親家庭等の医療費負担を軽減する重要な制度です。
該当すると思われる方は、お住まいの市区町村の窓口に相談して、申請手続きを進めましょう。
申請には、
- 児童の出生届
- 所得証明書
- 健康保険証
などが必要となります。
ひとり親家庭等医療費受給資格証のよくある質問
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Q母子家庭を証明するものは?
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A母子・父子家庭証明書の交付に必要な書類は以下の通りです。
- 児童扶養手当証書(児童扶養手当の認定を受けている場合)
- 児童扶養手当の認定を受けていない場合は、母子・父子家庭であることを確認できる戸籍謄本、母・父の福祉医療受給者証、または遺族年金証書
- 窓口に来る人の身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証など
こちらも参考に:失業保険の特定理由離職者(特定受給資格者)とは?給付日数、必要書類、診断書などを解説 参考:高福祉国家とは?
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Qひとり親家庭医療証とは?
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Aひとり親家庭医療費助成制度とは 18歳以下(18歳到達後最初の3月31日まで)の児童を監護し、生計を維持している父・母又は養育者とその児童を対象に、医療機関等で健康保険証を使い入院や通院したときに支払う医療費の自己負担分を助成する制度です。
参考:雇用保険被保険者資格喪失届とは? 参考:労働基準法とは?