準備書面は、相手方の主張に対する「認否」や反論、自己の主張を述べる書面です。訴状や答弁書の後に提出されるものであり、原告や被告が提出するもので、名称は同じです。ここでいう「認否」とは、相手方の主張に対して、どの部分を認めるか、どの部分を否定するかという自己の立場を示すことを指します。
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準備書面のよくある質問
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Q準備書面の認否はいつまでですか?
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A
「準備書面」は、第二回口頭弁論の1週間前までに提出する必要があります。
「準備書面」には本来、答弁書に書くべきだった「請求の原因に対する認否」を書いていきます。
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Q準備書面と答弁書の違いは何ですか?
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A
答弁書は「訴状に対する応答として、被告側から出される最初の準備書面のこと」であり、準備書面とは、「法廷で裁判官に主張するために、自らの積極的な主張や相手方に対する陳述(答弁・認否・反論等)を記載した書面のこと」を指します。
答弁書に記載するのは、「請求の趣旨に対する答弁」「訴状に記載された事実に対する認否」となり、証書(証拠)等を添付するのがルールです。
答弁書は裁判所に対して提出します。FAX送信可能ですが、訴訟委任状はFAX送信不可ですので持参又は郵送となります。また、答弁書の副本は、相手方に自身が送付する必要があります。
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