ロクイチ報告の概要
1. ロクイチ報告
正式名称は「六一報告」。障害者雇用促進法に基づき、事業主が毎年1月31日までに厚生労働大臣に提出する、障害者雇用状況に関する報告書。
2. 提出義務
- 障害者雇用率が2%未満の事業主
- 障害者雇用率が2%以上5%未満の事業主で、前年度の障害者雇用率が前々年度の障害者雇用率を下回った事業主
3. 提出方法
- 厚生労働省の「六一報告書作成支援システム」を利用してオンラインで提出
- 紙媒体での提出も可能(ただし、原則としてオンライン提出を推奨)
4. 提出内容
- 基本情報
- 事業主名
- 代表者名
- 事業種
- 従業員数
- 障害者雇用率
- 障害者雇用状況
- 障害者雇用状況の分析結果
- 障害者雇用状況の問題点
- 障害者雇用施策
- 障害者雇用率達成のための施策
- 障害者雇用環境の整備のための施策
- 障害者の活躍促進のための施策
- その他
- 障害者雇用担当者情報
- 提出者情報
5. 提出の目的
- 障害者雇用状況の把握
- 障害者雇用促進施策の推進
- 事業主に対する指導・助言の実施
6. 提出期限
毎年1月31日
7. 提出しなかった場合
- 提出期限を守らない場合は、過料の対象となる。
- 提出内容に虚偽の記載をした場合は、罰則の対象となる。
8. 関連用語
9. その他
- ロクイチ報告は、障害者雇用に関する法令遵守状況を確認するための重要な資料です。
- 提出内容を正確かつ丁寧に記載することが重要です。
- 厚生労働省のホームページには、ロクイチ報告に関する様々な情報が掲載されています。
参考情報
- 厚生労働省「六一報告書作成支援システム」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koureisha/index.html
- 厚生労働省「障害者の雇用促進法施行規則」https://www.mhlw.go.jp/tenji/dl/file05-14.pdf
- 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEEED)「障害者雇用」https://www.jeed.go.jp/
ロクイチ報告のよくある質問
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Qロクイチ報告とは?
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A
障害者雇用促進法では、事業主に対し、毎年6月1日時点の高年齢者および障がい者の雇用状況を本社所在地の管轄ハローワークに報告することを義務付けています。この報告は、6月1日現在の状況を報告するため「ロクイチ報告」と呼ばれています。
こちらも参考に:法テラスの立替制度を利用できる人の条件 | 収入や資力基準
参考:労働局とは?