準備書面

「準備書面」とは、法廷手続きにおいて訴訟当事者が裁判所に提出する文書のことを指します。これは通常、口頭弁論や審理の前に提出され、訴訟当事者の主張や立場、証拠、法的根拠などが記載されています。以下に準備書面の意味と事例を示します。

準備書面は、法廷手続きにおいて重要な役割を果たします。裁判所に提出された準備書面は、訴訟当事者の主張や立場を明確にし、訴訟の根拠や主張を支持するための証拠を提供します。準備書面は、裁判所が訴訟の論点や事実関係を理解し、公正な判断を下すための重要な情報源となります。

例えば、民事訴訟において、原告は訴状と呼ばれる準備書面を裁判所に提出します。この訴状には、原告の主張や被告に対する要求、主張の根拠となる事実関係、および証拠が記載されています。同様に、刑事訴訟においては、検察官が起訴状と呼ばれる準備書面を提出し、被告の罪状を明らかにします。準備書面は、訴訟の当事者が自身の主張を明確にし、裁判所に正確な情報を提供するための重要な手段です。

準備書面のよくある質問

Q
準備書面の認否はいつまでですか?
A

「準備書面」は、第二回口頭弁論の1週間前までに提出する必要があります。

「準備書面」には本来、答弁書に書くべきだった「請求の原因に対する認否」を書いていきます。

Q
準備書面と答弁書の違いは何ですか?
A

答弁書は「訴状に対する応答として、被告側から出される最初の準備書面のこと」であり、準備書面とは、「法廷で裁判官に主張するために、自らの積極的な主張や相手方に対する陳述(答弁・認否・反論等)を記載した書面のこと」を指します。

答弁書に記載するのは、「請求の趣旨に対する答弁」「訴状に記載された事実に対する認否」となり、証書(証拠)等を添付するのがルールです。

答弁書は裁判所に対して提出します。FAX送信可能ですが、訴訟委任状はFAX送信不可ですので持参又は郵送となります。また、答弁書の副本は、相手方に自身が送付する必要があります。

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