障害者雇用調整金の概要
1. 障害者雇用調整金
障害者雇用促進法に基づき、障害者を雇用している事業主に対して支給される金銭給付です。障害者雇用を促進し、障害者雇用環境を整備することを目的としています。
2. 支給対象
以下のいずれかに該当する事業主が対象となります。
- 常時雇用労働者数が100人以上で、法定雇用率を超えて雇用している障害者
- 常時雇用労働者数が50人以上99人以下で、前年度の障害者雇用率が前々年度の障害者雇用率を下回った場合、当該年度に雇用している障害者
- 一定の条件を満たす事業主
3. 支給額
1人当たり月額29,000円が支給されます。
4. 支給方法
- 厚生労働省の「障害者雇用調整金オンライン申請システム」を利用して申請
- 紙媒体での申請も可能
5. 申請時期
毎年3月、6月、9月、12月の末日
6. 申請に必要な書類
- 障害者雇用調整金支給申請書
- 障害者雇用状況台帳
- その他
7. 制度の目的
8. 制度の概要
- 2013年に創設
- 2023年に法改正により、支給額が引き上げられました。
9. 関連制度
- 障害者雇用促進法
- 障害者雇用納付金制度
10. その他
参考情報
- 厚生労働省「障害者雇用調整金」https://www.jeed.go.jp/disability/koyounohu/index.html
- 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEEED)「障害者雇用調整金」https://www.jeed.go.jp/
障害者雇用調整金のよくある質問
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Q障害者雇用納付金の調整金とは?
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A
障害者雇用納付金として徴収された資金は、主に法定雇用率を達成して障がい者を雇用している企業への支給金として活用されます。障害者雇用調整金は、法定雇用率を上回る人数の障がい者を雇用している企業に対して支給されるものです。
こちらも参考に:法テラスの立替制度を利用できる人の条件 | 収入や資力基準
参考:労働局とは?