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スタンフォード・ビネー知能検査(SB)

スタンフォード・ビネー知能検査(SB)とは、アルフレッド・ビネーとテオドール・シモンによって開発された知能検査です。1916年に初めて出版され、その後、何度か改訂が行われています。

SBは、言語性検査と動作性検査の2つの部分から構成されています。言語性検査は、言語能力を測定する検査で、読み書き、計算、言語理解などに関する問題が出題されます。動作性検査は、非言語的な能力を測定する検査で、図形や物体を使った問題が出題されます。

SBの結果は、IQ(知能指数)という指標で表されます。IQは、言語性検査と動作性検査の結果を加算し、100を標準偏差15とした尺度で表されます。

SBは、知能の程度を客観的に測定するための検査として、広く用いられています。学校や企業など、さまざまな場面で採用されています。

SBの特徴は、以下のとおりです。

  • 知能の幅広い領域を測定できる
  • 信頼性と妥当性が高く、客観的な評価が可能
  • 日本語版が用意されており、日本国内でも広く用いられている

SBは、知能の程度を測定するための重要な検査ですが、以下のような注意点もあります。

  • 文化的背景によって、結果が異なる可能性がある
  • 障害や疾患によって、結果が影響を受ける可能性がある

SBは、あくまでもひとつの指標であり、知能を完全に表すものではありません。また、SBの結果をもとにして、子どもや人を決めつけることは避けるべきです。

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スタンフォード・ビネー知能検査(SB)のよくある質問

Q
WppsiとWISCの違いは何ですか?
A

デイヴィッド・ウェクスラーによって1939年に開発された知能検査は、3歳10カ月から7歳1カ月を対象にした幼児用の「WPPSI(ウィプシー)」、5歳以上16歳以下を対象とした児童生徒用の「WISC(ウィスク)」、および16歳から74歳以下を対象とした成人用の「WAIS(ウェイス)」があります。

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参考:IQとは?

Q
スタンフォードビネー法の特徴は?
A

スタンフォード・ビネー法の主な特徴は、ドイツのシュテルン(Stern, W.)が提案したアイデアに基づき、精神年齢と生活年齢の比率で算出される知能指数(IQ)を導入し、広く普及させたことです。

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