離職票

離職票は、離職したことを証明する公的な書類で、正式には「雇用保険被保険者離職票」といいます。会社を退職して失業状態にあるときに失業手当(正式には基本手当)の受給を希望する場合、退職者が直接ハローワークに提出します。離職票の交付手続きは、所属していた会社を介して行います。なお、離職票は再就職や起業するまでの間に受けられる失業給付の手続きに必要な書類でもあります。また、退職証明書は、退職者が勤務していた会社を退職したことを証明する書類です。

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離職票の概要

離職票とは

離職票は、離職したことを証明する公的な書類で、正式には「雇用保険被保険者離職票」といいます。会社を退職して失業状態にあるときに、失業手当(正式には基本手当)の受給を希望する場合退職者が直接ハローワークに提出します。

離職票の役割

離職票には、以下の役割があります。

  • 失業手当の受給資格を証明する
  • 退職理由を明らかにする
  • 退職前の賃金額を証明する
  • 再就職や起業に必要な手続きを行う

離職票の発行

離職票は、退職した会社を介して発行されます。退職後、会社から離職票の交付手続きについて説明を受けますので、指示に従って手続きを進めてください。

離職票の提出

離職票は、失業手当の受給を希望する場合退職後7日以内にハローワークに提出する必要があります。提出が遅れると、失業手当の受給が遅れたり、支給額が減ったりする可能性がありますので、ご注意ください。

離職票の種類

離職票には、以下の2種類があります。

  • 雇用保険被保険者離職票-1(離職票-1):雇用保険の資格喪失を通知する書類
  • 雇用保険被保険者離職票-2(離職票-2):退職理由や退職直前6カ月間の給与などが記載された書類

離職票の記載事項

離職票には、以下の事項が記載されています。

  • 退職者の氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • 学歴
  • 職歴
  • 退職前の賃金額
  • 退職理由
  • 離職区分

離職票の偽造・不正使用

離職票は公的な書類であり、偽造や不正使用は厳しく罰せられます。

参考情報

関連用語

  • 失業保険
  • ハローワーク

離職票のよくある質問

Q
退職時に離職票とは何ですか?
A

退職した会社から退職者に渡される書類のことを指し、従業員が会社を退職した際に渡す決まりとなっています。失業給付を受ける場合、退職者は離職票を持ってハローワークに行き、基本手当と呼ばれている雇用保険の失業給付の手続きを行うことになります。

 

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参考:法定基準未達成とは?

Q
会社が離職票を出さない理由は何ですか?
A

可能性としてありえるのは、「雇用保険に入っていない」「会社が繁忙期」「企業が離職票が必要だと認識できていない」などがあります。ご自身がどの原因に当てはまるか早めに特定することが重要ですので、まずは企業に問い合わせてみて、うまくいかない場合はハローワークに問い合わせましょう。

 

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