睡眠外来

睡眠外来の概要

はじめに

睡眠外来とは、睡眠に関する病気や症状を専門的に診察・治療する医療機関の診療科です。不眠症、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなど、様々な睡眠障害を取り扱っています。

この用語集では、睡眠外来でよく使われる専門用語を解説します。

目次

  • 睡眠に関する基本用語
  • 睡眠障害の種類
  • 睡眠検査
  • 治療法
  • その他

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睡眠に関する基本用語

  • 睡眠: 脳と体が休息し、回復する状態
  • 覚醒: 脳が活発に活動している状態
  • レム睡眠: 夢を見る睡眠
  • ノンレム睡眠: 夢を見ない睡眠
  • 概日リズム: 24時間周期の体内リズム
  • 睡眠時無呼吸症候群: 睡眠中に呼吸が止まる病気
  • ナルコレプシー: 突然昼間に眠くなったり、筋肉が麻痺したりする病気
  • 不眠症: 寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるなどの症状がある病気
  • 過眠症: 昼間も眠くて仕方ない病気
  • むずむず脚症候群: 寝る前に脚がむずむずしたり、痛みを感じたりする病気
  • レム睡眠行動障害: 夢の内容に合わせ、寝ている間に体が動き回る病気
  • 睡眠時随伴症: 睡眠中に異常な行動が現れる病気

睡眠障害の種類

  • 不眠症
    • 入眠障害:寝つきが悪い
    • 中途覚醒:夜中に目が覚める
    • 早朝覚醒:朝早く目が覚める
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ナルコレプシー
  • 過眠症
  • むずむず脚症候群
  • レム睡眠行動障害
  • 睡眠時随伴症
  • 概日リズム睡眠障害
  • 周期性嗜眠症
  • ナルコレプシー-カタプレキシー症候群
  • 睡眠関連呼吸障害
  • 中枢性過眠症
  • 特発性過眠症
  • 睡眠薬乱用症候群
  • 睡眠不足
  • 睡眠時無呼吸低換気症候群

睡眠検査

  • 終夜睡眠ポリグラフ検査: 一晩の睡眠中の脳波、呼吸、心拍数、血圧、酸素飽和度などを記録する検査
  • 簡易無呼吸検査: 自宅で簡易的に睡眠時無呼吸症候群の検査を行う
  • 覚醒維持検査: 昼間に眠気があるかどうかを調べる検査
  • 睡眠日記: 毎日、睡眠時間や睡眠の質などを記録する

治療法

  • 生活習慣改善: 規則正しい睡眠習慣、適度な運動、バランスのとれた食事など
  • 薬物療法: 睡眠薬、覚醒剤など
  • CPAP療法: 睡眠中に気道に圧力をかけて、呼吸を確保する治療法
  • 外科療法: 睡眠時無呼吸症候群の原因となる気道を手術で改善する治療法
  • 認知行動療法: 睡眠に関する考え方や行動を変える治療法

その他

  • 国際睡眠分類第3版 (ICSD-3): 睡眠障害の診断基準
  • 日本睡眠学会: 睡眠に関する学問の研究、普及、啓発を行う団体
  • 日本睡眠医療学会: 睡眠医療に関する学問の研究、普及、啓発を行う団体

参考情報

睡眠外来のよくある質問

Q
睡眠外来に行くべき症状は?
A
睡眠外来に行くべき睡眠障害の種類や症状
  • 就寝から30分~1時間以上寝付けない「入眠障害」の場合
  • 夜中に目が覚める「中途覚醒」の場合
  • 起きる時間より早くに目が覚めて再度眠れない「早朝覚醒」の場合
  • 浅い眠りで熟睡感が得られない「熟眠障害」の場合

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Q
睡眠外来に行く基準は?
A

睡眠による不調が1ヶ月以上続いている場合や、1ヶ月以内でも日常生活に著しく支障をきたしている場合は受診をオススメします。 不眠症などの睡眠の問題で、だるさや頭痛などの身体症状を1ヶ月以上経験している場合は一度、医療機関を受診しましょう。

 

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