協会けんぽの概要
はじめに
協会けんぽは、健康保険組合のない企業などに勤める方やそのご家族が加入する健康保険制度です。この用語集では、協会けんぽに関する重要な用語を解説し、制度の理解を深めることを目的としています。
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用語解説
協会けんぽ
- 定義: 全国健康保険協会が運営する健康保険制度の愛称。健康保険組合のない企業などに勤める方やそのご家族が加入します。
- 特徴: 健康保険組合と同様の保険給付を受けることができます。
全国健康保険協会
- 定義: 協会けんぽを運営している組織。
- 役割: 保険給付、保険事業および福祉事業に関する業務、保険運営の企画などを行います。
被保険者
- 定義: 協会けんぽに加入している人。
- 種類: 一般の会社員、パート、アルバイトなど。
被扶養者
- 定義: 被保険者の配偶者や子など、被保険者の扶養を受けている人。
- 資格: 年齢や収入など、一定の要件を満たす必要があります。
標準報酬月額
- 定義: 健康保険料の計算などに用いられる、1ヶ月間の標準的な収入額。
- 役割: 傷病手当金や出産手当金の金額を決める際の基準となります。
保険料
- 定義: 健康保険の運営に必要な費用として、被保険者と事業主が折半して支払うお金。
- 計算: 標準報酬月額に基づいて計算されます。
保険給付
- 定義: 病気やケガをした場合などに、協会けんぽから受けられる経済的な支援。
- 種類: 傷病手当金、出産手当金、高額療養費制度などがあります。
傷病手当金
- 定義: 病気やケガにより働けなくなった場合に支給されるお金。
- 目的: 生計を維持するための経済的な支援。
出産手当金
- 定義: 出産のために仕事を休んだ場合に支給されるお金。
- 目的: 出産にかかる費用負担を軽減し、安心して出産できる環境を整える。
高額療養費制度
- 定義: 高額な医療費がかかった場合に、自己負担額の上限が設定されている制度。
- 目的: 高額な医療費による経済的な負担を軽減する。
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その他の用語
- レセプト: 医療機関が保険者に提出する診療報酬明細書。
- 共済組合: 一定の事業の種類に従事する者で組織された組合が運営する健康保険制度。
- 国民健康保険: 健康保険組合や共済組合に加入できない人が加入する健康保険制度。
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Q協会けんぽとは何ですか?
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A
政府が運営してきた健康保険事業(政府管掌健康保険)を引き継ぎ、平成20年10月に健康保険法に基づいて設立された公法人です。主に中小企業の従業員とその家族、約4,000万人が加入する日本最大の医療保険者です。事業計画は、外部の有識者などで構成される運営委員会(支部では評議会)によって策定されています。
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Q協会けんぽと健康保険組合の違いは何ですか?
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A
協会けんぽは、主に健康保険組合を設立していない中小企業が加入する健康保険です。一方、健康保険組合は、通常、常時700人以上の従業員を雇用する企業が設立・運営する健康保険を指します。また、複数の企業が共同で健康保険組合を設立・運営することも可能です。
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