児童発達支援事業所の概要
児童発達支援事業所とは、障害のある児童または発達に著しい遅れがみられる児童に対して、療育(発達支援)を行う施設です。主に、0歳から6歳未満の児童を対象としていますが、それ以上の年齢の児童も利用できる場合があります。
児童発達支援事業所の役割
児童発達支援事業所の役割は、以下のとおりです。
- 児童の心身の成長を促進すること
- 児童の自立を支援すること
- 保護者への指導や相談を行うこと
児童発達支援事業所の種類
児童発達支援事業所には、大きく分けて3種類があります。
- 民間運営の児童発達支援事業所:最も多く存在する形態の事業所です。
- 公立の児童発達支援事業所:自治体によって運営されている事業所です。
- 医療機関併設の児童発達支援事業所:医療機関に併設されている事業所です。
児童発達支援事業所の利用方法
児童発達支援事業所を利用するには、まず、お住まいの市区町村の相談窓口に相談する必要があります。相談窓口では、利用できる事業所や利用方法について、詳しく教えてくれます。
児童発達支援事業所で提供されるサービス
児童発達支援事業所では、以下のようなサービスが提供されています。
- 個別指導:医師や心理士などの専門家による、個別的な指導です。
- 集団指導:同じような発達課題を持つ児童がグループで行う指導です。
- 親指導:保護者に対して、子どもの発達に関する指導や相談を行います。
- 環境調整:子どもの生活環境を改善するための支援を行います。
児童発達支援事業所に関する情報
- 厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/newpage_21053.html
- 中央児童福祉協議会:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128153.html
- 全国児童発達支援事業所検索サイト:https://www.wam.go.jp/sfkohyoout/COP000100E0000.do
児童発達支援事業所は、障害のある児童や発達に著しい遅れがみられる児童にとって、非常に重要な支援機関です。もし、そのようなお子様がいる場合は、ぜひお住まいの市区町村の相談窓口に相談してみてください。
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Q児童発達支援事業所とセンターの違いは何ですか?
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A
通所利用の子どもとその家族に対する支援を行うことは共通していますが、「児童発達支援センター」は、施設の 有する専門性を活かし相談支援や他施設への援助・助言を合わせて行う地域の中核的な施設であるのに対し、「児童発達支援事業」は、もっぱら支援を行う身近な療育の場となっています。
こちらも参考に:障害年金申請は「診断書」が9割!押さえるべき3つの注意点と流れ
参考:障害手当金とは?
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Q放課後デイサービスと児童発達支援の違いは何ですか?
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A
児童発達支援と放課後等デイサービスの大きな違いとして、対象年齢が挙げられます。 児童発達支援では小学校に入学前の「未就学児」が対象となっていて、放課後等デイサービスでは学校に通う18歳までの「就学児(大学生は除く)」が対象です。
参考:障害者総合支援法とは?
参考:人格変化とは