在宅就業障害者

在宅就業障害者の概要

1. 在宅就業障害者

自宅や福祉施設等で、情報通信技術（ICT）を活用して就業する障害者を指します。身体障害、知的障害、精神障害、発達障害など、様々な障害を持つ人が在宅就業しています。

2. 在宅就業の形態

• テレワーク：事業所のオフィス以外から、情報通信技術を活用して就業する形態
• 内職：事業主から材料や指示を受け、自宅等で製品を製造したり、サービスを提供したりする形態
• フリーランス：自身の専門知識やスキルを活かして、独立して仕事を行う形態
• その他：上記以外にも、様々な形態の在宅就業が存在

3. 在宅就業のメリット

• 通勤時間の削減：自宅等で就業するため、通勤時間の削減が可能
• 体調や体力に合わせて働ける：体調や体力の状態に合わせて、無理なく働ける
• ワークライフバランスの向上：仕事とプライベートの時間を両立しやすい
• 人材不足の解消：地方や海外の人材も活用できる
• その他：介護が必要な家族がいる場合、介護と仕事の両立がしやすい、事業所の雰囲気や人間関係に左右されにくい、自分のペースで仕事を進められる

4. 在宅就業のデメリット

• 孤独感：周囲の人と接する機会が少ないため、孤独感を抱きやすい
• モチベーションの維持：周囲の目が無い環境のため、モチベーションを維持するのが難しい
• 情報セキュリティ：情報漏洩等のリスクがある
• 労務管理：労働時間や休憩時間の管理が難しい
• その他：仕事とプライベートの切り替えが難しい、必要な設備や環境を整える必要がある、家族の理解や協力が必要

5. 在宅就業を支援する制度

• 障害者雇用納付金制度：障害者を雇用する事業主に対して、金銭給付を行う制度
• 特例調整金：在宅就業する障害者を雇用する事業主に対して、金銭給付を行う制度
• 障害者就労支援事業：障害者の就労を支援する事業
• その他：独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構（JEEED）の「障害者求職者等就業支援サービス」、一般社団法人全国障害者職業生活相談員協議会の「障害者職業生活相談員」、都道府県労働局の「ハローワーク」
• 助成金：総務省の「テレワーク導入促進事業補助金」、厚生労働省の「障害者雇用納付金制度特例調整金」

6. 在宅就業を支援する団体

• 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構（JEEED）
• 一般社団法人全国障害者職業生活相談員協議会
• 障害者就労支援事業を行う民間企業
• その他：NPO法人、一般社団法人、労働組合

7. 在宅就業で成功するためのポイント

• 自分に合った仕事を見つける：自身の能力や興味・関心に合った仕事を見つけることが重要
• 時間管理を徹底する：仕事とプライベートの時間を明確に区別し、時間管理を徹底する
• コミュニケーションを積極的に取る：周囲の人と積極的にコミュニケーションを取る
• 情報セキュリティ対策を行う：情報漏洩等のリスクを防ぐために、情報セキュリティ対策を行う
• 労務管理：労働時間や休憩時間の管理を適切に行う
• その他：規則正しい生活習慣を心がける、定期的に運動をする、家族や友人と交流する、必要な資格を取得する

8. 参考情報

• 厚生労働省「在宅就業」https://www.mhlw.go.jp/english/
• 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構（JEEED）「在宅就業」https://www.jeed.go.jp/
• 一般社団法人全国障害者職業生活相談員協議会「在宅就業」https://www.jdnet.gr.jp/