ベンザミド系抗精神病薬

ベンザミド系抗精神病薬は、抗精神病薬の一種で、ドーパミンD2受容体拮抗作用を有します。

作用機序

ベンザミド系抗精神病薬は、ドーパミンD2受容体に結合することで、ドーパミンの作用を遮断します。ドーパミンは、統合失調症などの精神疾患の発症に関係する神経伝達物質です。ドーパミンの作用を遮断することで、幻覚や妄想などの精神症状を改善します。

効果

ベンザミド系抗精神病薬は、統合失調症の幻覚や妄想などの精神症状に効果があります。また、躁うつ病の躁状態にも効果があります。

副作用

ベンザミド系抗精神病薬の副作用には、以下のようなものがあります。

  • 錐体外路症状(手足の震え、筋肉のこわばり、歩行障害など)
  • プロラクチン上昇(乳汁分泌、月経異常、性欲減退など)
  • 体重増加
  • 眠気
  • 疲労
  • 不随意運動(チック、アカシジアなど)

使用上の注意

ベンザミド系抗精神病薬は、以下の人に注意して使用する必要があります。

  • パーキンソン病などの錐体外路症状を有する患者
  • 乳がんなどのプロラクチン依存性腫瘍の患者
  • 心疾患の患者
  • 肝疾患の患者
  • 腎疾患の患者
  • 小児

代表的な薬剤

ベンザミド系抗精神病薬の代表的な薬剤には、以下のようなものがあります。

  • スルピリド(商品名:ドグマチール)
  • モサプラミン(商品名:クレミン)
  • ネモナプリド(商品名:ネモリド)

結論

ベンザミド系抗精神病薬は、統合失調症や躁うつ病の治療に用いられる抗精神病薬です。ドーパミンD2受容体拮抗作用を有し、幻覚や妄想などの精神症状に効果があります。

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ベンザミド系抗精神病薬のよくある質問

Q
ベンザミド系抗精神病薬の副作用は?
A

5%以上で発生する副作用には、パーキンソン症候群(手指振戦、筋強剛、流涎など)、血液障害、不眠、幻覚・妄想の顕在化、衝動性の増悪、体重増加、乳汁分泌などがあります。

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参考:意欲障害とは?

Q
ハロマンスとセレネースの違いは?
A

セレネース(ハロペリドール)

  • 抗幻覚・妄想作用が優れている
  • 錐体外路症状(手の震え、筋肉のこわばり、歩行障害など)が起きやすい
  • 錐体外路症状を予防するために、抗パーキンソン病薬を併用する必要がある

ハロマンス(ハロペリドール持効性注射剤)

  • 4週間ごとに筋肉内に注射する
  • 効果が持続するため、服薬の煩わしさが軽減される

参考:精神保健指定医制度とは?

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