日本司法支援センター(法テラス)の概要
日本司法支援センター(法テラス)とは
日本司法支援センター(にほんしほうしえんセンター、英: Japan Legal Support Center)は、総合法律支援法に基づき、独立行政法人の枠組みに従って、日本国政府が設立した法務省所管の法人で、総合法律支援に関する事業を迅速かつ適切に行うことを目的としている。 法的トラブルについて、弁護士の紹介や費用の立替、情報提供を行う窓口としての機関であり、法テラス自体が法律問題の相談に応じる訳ではない。
法テラスの役割
法テラスは、以下の3つの柱を基に、総合的な法律支援を提供しています。
- 情報提供: 法的な問題に関する情報提供や相談窓口の運営
- 民事法律扶助: 経済的に困窮している人が、弁護士や司法書士に相談・依頼できる制度
- 刑事弁護: 刑事事件で弁護人が選任できない人に、国選弁護人を付す制度
民事法律扶助
民事法律扶助には、以下の3種類があります。
- 事件相談: 弁護士や司法書士に無料で相談できる制度
- 事件手続援助: 裁判手続きに必要な書類作成などを弁護士や司法書士に依頼できる制度
- 代理援助: 弁護士が裁判などの代理人となって、事件解決を支援する制度
刑事弁護
刑事弁護には、以下の2種類があります。
- 国選弁護人: 刑事事件で弁護人が選任できない人に、国が選任する弁護士
- 国選被害者参加弁護士: 犯罪被害者が刑事裁判に参加する場合に、国が選任する弁護士
法テラスの利用方法
法テラスを利用するには、以下の方法があります。
- 電話: 全国共通の電話番号で相談できます。
- インターネット: 法テラスのウェブサイトから相談できます。
- 窓口: 全国各地の法テラスの窓口で相談できます。
法テラスの費用
法テラスを利用するにあたって、以下の費用がかかります。
- 相談料: 事件相談は無料ですが、事件手続援助や代理援助には、自己負担金が必要となります。
- 弁護士費用: 弁護士費用は、事件の種類や弁護士によって異なります。
法テラスに関する情報
法テラスに関する情報は、以下のウェブサイトで入手できます。
法テラスに関連する用語
- 総合法律支援法: 法テラスの設立根拠となる法律
- 民事法律扶助: 経済的に困窮している人が、弁護士や司法書士に相談・依頼できる制度
- 刑事弁護: 刑事事件で弁護人が選任できない人に、国選弁護人を付す制度
- 国選弁護人: 刑事事件で弁護人が選任できない人に、国が選任する弁護士
- 国選被害者参加弁護士: 犯罪被害者が刑事裁判に参加する場合に、国が選任する弁護士
参考資料
- 総合法律支援法:https://elaws.e-gov.go.jp/
- 法テラス:https://www.houterasu.or.jp/site/english/officelocationlist.html
- 内閣府:https://www.cao.go.jp/
日本司法支援センター(法テラス)のよくある質問
-
Q法テラスはどこまで無料で相談してくれますか?
-
A法テラスの無料相談について、どこまで相談が可能かを解説しましょう。相談時間は合計で90分なので、事前に相談内容を整理しておくことが重要です。相談回数には制限がありますが、法律トラブルに関する内容であれば特に制限はありません。ただし、法テラスを利用できるのは個人に限られるため、その点に注意が必要です。
こちらも参考に:法テラスの立替制度を利用できる人の条件 | 収入や資力基準
参考:労働局とは?