ICD-10

ICD-10は国際疾病分類第10版の略称であり、世界保健機関(WHO)が策定した疾病および関連健康問題の統計的分類です。この分類は、医療診断や統計データの収集に使用され、国際的な比較が可能になるよう疾病や健康問題を統一されたコードで分類しています。

ICD-10には様々な疾患が含まれており、それぞれの疾患には特定のコードが割り当てられています。例えば、A型インフルエンザは「J10」、慢性閉塞性肺疾患は「J44」、2型糖尿病は「E11」などのコードがそれぞれの疾患に割り当てられています。

ICD-10は疾病の分類だけでなく、死因統計や疫学調査、医療費の統計など多岐にわたる分野で利用されています。そのため、医療データの統一的な管理と国際的な情報交換を効率的に行うための重要なツールとして広く活用されています。

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ICD-10のよくある質問

Q
ICD10には何種類ありますか?
A

ICD-10では、以下のようにアルファベットAからUまでを使用して大分類が設けられています。

  • A00-B99:感染症および寄生虫症
  • C00-D48:新生物
  • D50-D89:血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害
  • E00-E90:内分泌、栄養および代謝疾患
  • F00-F99:精神および行動の障害
  • G00-G99:神経系の疾患

これらの分類により、疾患をより明確かつ体系的に区分し、医療データの整理と統計解析を容易にしています。

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Q
ICDとDMSのどちらが優れているのか?
A

簡潔に言えば、ICDは世界標準で公表されているほぼすべての疾患の診断分類を含み、一方でDSMはアメリカ精神医学会が提供する精神障害の診断分類を扱っています。医学的には「どちらが優れている」ということはありません。

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