雇用保険による失業給付の概要
雇用保険による失業給付とは
雇用保険の被保険者が、一定の条件を満たすと、失業中に生活を維持するために支給される給付金です。基本手当、再就職手当、傷病手当、育児休業給付金、介護休業給付金などがあります。
基本手当
離職後、一定期間求職活動を継続している被保険者に対し、賃金の45%~80%相当額を支給するものです。
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参考:精神科デイケア
支給要件
- 被保険者期間が12ヶ月以上あること
- 離職理由が会社都合、自己都合、病気療養等であること
- 7日以上連続して失業していること
- 週20時間以上、週3日以上、または1日8時間以上就業できる状態であること
- 毎日、求職活動を行っていること
支給期間
- 原則として、離職した日の翌日から1年間
- 60歳以上、または障害基礎年金等の受給資格がある場合は、6ヶ月
再就職手当
基本手当の受給期間中に再就職した場合に、その就職に伴う費用等を支給するものです。
支給要件
- 基本手当の受給期間中に、6ヶ月以上継続して就業していること
- 再就職先が一定の条件を満たしていること
支給額
- 基本手当の30日分
傷病手当
離職後、病気や怪我で働けない状態になった被保険者に対し、賃金の45%相当額を支給するものです。
支給要件
- 被保険者期間が6ヶ月以上あること
- 離職理由が病気療養であること
- 医師の診断を受けて、就労することができない状態であること
支給期間
- 原則として、離職した日の翌日から1年間
育児休業給付金
育児休業中の被保険者に対し、賃金の40%相当額を支給するものです。
支給要件
- 被保険者期間が1年6ヶ月以上あること
- 出産後、8週間以内に育児休業を開始したこと
支給期間
- 育児休業期間
介護休業給付金
介護休業中の被保険者に対し、賃金の40%相当額を支給するものです。
支給要件
- 被保険者期間が1年6ヶ月以上あること
- 60歳未満の親族を介護するために介護休業を開始したこと
支給期間
- 介護休業期間
雇用保険による失業給付の手続き
- 離職後、7日以内にハローワークへ手続きを行う必要があります。
- その後、必要書類を提出して、審査を受けます。
- 審査に合格すると、失業給付金が支給されます。
参考情報
- 厚生労働省: https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html
- ハローワーク: https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
その他
- 雇用保険による失業給付は、生活を維持するための最低限の給付金であり、以前の収入を完全に補償するものではありません。
- 失業給付金の受給中に、再就職活動等を積極的に行うことが重要です。
- 雇用保険による失業給付に関する疑問点は、ハローワークに相談することができます。
雇用保険による失業給付のよくある質問
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Q雇用保険とは失業給付のことですか?
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A
「雇用保険」は労働者の生活や雇用の安定を目的とした日本の公的保険制度そのものを意味します。 その制度によって受けられる給付の一つが「失業手当(失業保険)」です。 なお、「失業手当」は通称であり、そのほか「失業保険」や「失業給付金」などとも呼ばれます。
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参考:若年者納付猶予制度とは?
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Q雇用保険の失業給付を一度もらうとどうなる?
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A
一度失業保険をもらうとリセットされる一度失業保険をもらうと、失業保険をもらう条件のひとつである「過去2年間に12カ月以上の雇用保険の加入」という条件がリセットになります。 つまり、再就職した会社を辞めたときにもう一度失業保険をもらうためには、もう一度、12カ月以上雇用保険に加入する必要があります。
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参考:被保険者期間とは?