ノーマライゼーション用語集
ノーマライゼーションとは、障害のある人も障害のない人も互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す考え方です。
以下は、ノーマライゼーションに関する用語集です。
基本的な用語
- ノーマライゼーション: 障害のある人も障害のない人も互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す考え方。
- 障害: 身体的、精神的、知的機能の障がい、発達障がいなどの総称。
- 障害者: 障害のある人。
- バリアフリー: 障害のある人が、できる限り自立して生活できるよう、社会環境のバリアを取り除くこと。
- ユニバーサルデザイン: 誰にとっても使いやすいように設計・デザインすること。
- 合理的配慮: 障害のある人が、社会活動や日常生活において不利益を受けないよう、必要な配慮を行うこと。
参考:自己肯定感とは?
こちらも参考に:障害年金の更新に落ちる確率(支給停止)。必要な更新の知識と理由
ノーマライゼーションの理念
- すべての人が、その人らしさを活かして、人間としての尊厳をもって生きることができる社会
- すべての人が、互いに認め合い、支え合い、共に暮らせる社会
- 障害の有無にかかわらず、すべての人が豊かに暮らせる社会
ノーマライゼーションの歴史
- 1950年代: スウェーデンで提唱される。
- 1970年代: 国際的な広がりを見せる。
- 1981年: 国際障害者年を契機に、世界中でノーマライゼーションの取り組みが活発化する。
- 1995年: 日本で「障害者の日常生活自立支援法」が施行され、ノーマライゼーションの理念が法制化される。
ノーマライゼーションの課題
- 社会全体の理解不足: 障害者に対する偏見や差別が依然として残っている。
- バリアの残存: 物理的なバリアだけでなく、制度的なバリアや情報的なバリアなど、様々なバリアが残存している。
- 当事者主体の取り組みの不足: 障害者自身が主体的に社会参加できる機会が少ない。
ノーマライゼーションの実現に向けた取り組み
- バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進: 物理的なバリアを取り除き、誰もが使いやすい社会環境を整備する。
- 障害者への理解促進: 障害に関する正しい知識を広め、障害者に対する偏見や差別を解消する。
- 当事者主体の取り組みの支援: 障害者自身が主体的に社会参加できる機会を増やす。
- 関係機関の連携: 政府、地方自治体、民間団体、障害者団体などが連携して取り組む。
ノーマライゼーションに関する情報
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/index.html
- 独立行政法人 日本障害者リハビリテーション協会: https://en.wikipedia.org/wiki/Kol_Nidre
- DPI日本障害者協議会: https://www.mhlw.go.jp/index.html
その他
- ノーマライゼーションは、単に障害者に対する福祉サービスを提供することではなく、社会全体を変革していくという大きな目標を掲げています。
- ノーマライゼーションの実現には、多くの人々の理解と協力が必要です。
ノーマライゼイションのよくある質問
-
Qノーマライゼイションの例は?
-
A
具体的な取り組みとして、以下のようなものがあります。
- 優先ATMや優先シートの設置
- 視覚障害者対応ATMの導入
- 障害のある方が利用しやすい店舗づくり
- 点字による預金取引通知サービスの提供
- コミュニケーションボード(イラスト、英語)の設置
- 認知症サポーターの配置
- AED(自動体外式除細動器)の設置
- 点字カレンダーの制作および贈呈
こちらも参考に:毒親とは?種類と特徴。 毒親に育てられた人はどうなる?
参考:抗てんかん薬とは?
-
Qノーマライゼーション 8つの原理 いつ?
-
A
1960年、ニィリエは「知的障害者には、普通のリズムで生活し、普通の成長段階を経て、一般の人々と同じように普通のライフサイクルを送る権利がある」と主張し、ノーマライゼーションを「8つの原理」に分けて示しました。
参考:ADHD(注意欠如・多動症)とは?
参考:失感情症とは?