ハロペリドール

ハロペリドールの概要

ハロペリドールは、統合失調症や躁うつ病などの精神疾患の治療に使用される向精神薬です。一般名はハロペリドール塩酸塩、商品名としては「セレネース」が有名です。

作用

  • 脳のドパミン受容体に作用し、神経の興奮を抑制することで、幻覚や妄想などの症状を改善します。
  • 抗精神病薬の中では、比較的速やかに効果が現れるのが特徴です。
  • 錐体外路症状(EPS)を引き起こす可能性があります。EPSは、無動随行、ジストニア、アカシジア、パーキンソン症候群などの運動障害を指します。

効能・効果

  • 統合失調症
  • 躁うつ病
  • ジストニア
  • トゥレット症候群
  • せん妄
  • 興奮状態
  • 難治性てんかん

用法・用量

  • 通常、成人にはハロペリドール塩酸塩として1回0.5〜5mgを1〜3回に分けて経口投与する。
  • なお、症状や年齢により適宜増減するが、1日20mgを超えないこととする。
  • 長期投与の場合は、徐々に量を減らしていく必要がある。

禁忌

  • 重篤な心筋障害
  • 重篤な肝機能障害
  • 重篤な腎機能障害
  • 薬物依存症(既往歴を含む)
  • 急性薬物中毒
  • 昏睡状態
  • パーキンソン病
  • 未成年の患者

注意事項

  • 運転、機械操作、危険を伴う作業などには十分注意する。
  • 服用中はアルコール飲料を避ける。
  • 他の抗精神病薬、抗うつ薬、鎮静薬、抗不安薬、抗ヒスタミン薬、筋弛緩薬などとの併用には注意する。
  • 高齢者、肝機能障害者、腎機能障害者には慎重に投与する。
  • 妊娠中・授乳中の女性には投与しないことが望ましい。
  • EPSの症状が現れた場合は、医師に相談する。

副作用

  • 眠気、ふらつき、めまい、頭痛、便秘、口渇など。
  • まれに、無動随行、ジストニア、アカシジア、錐体外路症状などの重篤な副作用が現れることがある。
  • 長期投与により、タージブ症候群(口渇、皮膚乾燥、便秘、排尿障害、筋固縮などの症状)が現れることがある。

その他

  • 医師の指示に従って服用し、勝手に量を増減したり、服用を中止したりしない。
  • 服用中は十分な睡眠時間を確保する。
  • 症状が改善しない場合は、医師に相談する。

歴史

  • ハロペリドールは1958年に開発され、1960年代に世界中で広く使用されるようになりました。
  • 現在では、ジェネリック医薬品も販売されています。

文化

  • ハロペリドールは、小説や映画などの作品の中で、精神疾患の治療薬として登場することがよくあります。
  • また、その幻覚作用から、サイケデリック・ドラッグとして使用されることもあります。

規制

  • ハロペリドールは、日本では処方箋が必要な医薬品に指定されています。
  • 多くの国で規制物質に指定されています。

注意

  • ハロペリドールは、適切に使用しないと依存や耐性などの問題を引き起こす可能性があります。
  • 服用する前に、医師に相談し、指示に従って服用することが重要です。
Q
ハロペリドールとはどんな薬ですか?
A
ブチロフェノン系の抗精神病薬であるハロペリドール(商品名:セレネース)は、気分の高まりやそわそわ感、イライラ、不眠などの症状を緩和する薬です。古くから使用されている標準的な安定剤(メジャートランキライザー)であり、特に妄想、幻覚、幻聴、混乱、興奮といった陽性症状に対して高い効果が期待されます。
参考:うつ状態とは? 参考:双極性障害、一型と二型の違いとは?
Q
リスペリドンとハロペリドールの違いは何ですか?
A
リスペリドン群はハロペリドール群に比べて,精神病症状および錐体外路系副作用の平均重症度がより大きく低下した. 臨床的に安定した精神分裂病または分裂感情障害の外来成人患者には,ハロペリドールを投与するよりも,リスペリドンを投与するほうが,再発のリスクが低い
こちらも参考に:特例子会社とは?職種や給与、働くメリットやデメリットについて 参考:医師の意見書とは?

参考情報

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